内視鏡
当院の特徴
山陰地方では180名くらいしかいない、日本消化器内視鏡学会の専門医です。
年間の検査数は、上部内視鏡(胃カメラ)が約500例、下部内視鏡検査(大腸カメラ)が約400例くらいです。年々増加してきています。
- 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
当院では基本的に、セデーションをして検査をおこなっています。患者さんが眠っている間に検査が終了します。全く、苦痛はありません。
反射の強い方、不安のつよい方、他所で検査を受けたが途中で止めた方などが沢山来られます。
また、鎮静剤を希望されない方には、経鼻(鼻から入れる)内視鏡検査もおこなっています。経鼻内視鏡は一般的に楽だと言われていますが、きちんと前処置をしないと苦しい検査となってしまいます。
- 下部内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸内視鏡検査はこれまで3000例を超える症例を経験しています。
大腸内視鏡検査は、苦しくて二度と受けたくないと言われることが多い検査です。
当院では、検査前にお湯を注入して、なるべく空気を入れない挿入法で行っています。平均5~6分で一番奥まで挿入し、約15分くらいで検査を終了しています。
原則的に少しうとうとするくらいの、鎮静剤と鎮痛剤を使いますが、希望されない方には使っておりません。
- 年々検査数が増えてきており、平成21年は胃と大腸の内視鏡検査が900例を超えました。
- 2010年の春より、検査の際に炭酸ガスを使用しております。炭酸ガスは空気とちがって腸管から吸収されるため、検査後のお腹の張りがほとんどなくなり好評です。
関連リンク
鼻から入れる内視鏡検査 http://www.hanakara.jp/
おなかの健康ドットコム http://www.onaka-kenko.com/
日本消化器内視鏡学会 http://www.jges.net/gseido
肛門
当院の特徴
日本で約300人くらいしかいない、肛門病専門医です。
肛門疾患治療ではまず保存的治療を第一選択としています。
漢方薬を積極的に取り入れています。
本来、おしりはメスを入れるべきではありません。
しかし、手術でしか治せない病気もあります。
手術が必要な時には、日帰り手術をします。
長期の入院を希望される場合は契約した病院へ入院していただき、私が出向いて手術をします。
また、私の手に負えない場合には、希望があれば、日本中どこへでも紹介いたします。
- 痔核(いぼ痔)
1) 内痔核
痔核の状態で1~4度まであります。1度や2度では坐薬を用いたり、痔核に直接注射をしたりして、いぼを固めます。3度からは手術が必要となります。当院では主に分離結紮法を行っています。この方法は傷が治るまでに、少し時間がかかりますが、肛門の機能を温存し、引きつれもなくきれいに治すことが出来る優れた治療法です。
2) 外痔核
症状の軽いものや小さいものは、座薬や軟膏で治療します。しかし、大きいものや痛みの強いものは注射療法や血栓除去を行います。
- 痔瘻(あな痔)
痔瘻に対しては、原則としてシートン法を用いています。複雑な痔瘻に対しては痔瘻を溶かす特殊な糸を入れて痔瘻を少しずつ溶かしていく方法を行っています。この方法は時間がかかりますが、肛門の機能を温存し、引きつれもなくきれいに治すことが出来る優れた治療法です。
- 裂肛(切れ痔)
便通異常(下痢や便秘)を改善することが第一番です。次に、ニトログリセリン軟膏を用いた、治療を行います。また、肛門が狭い場合には、指や器具で肛門を広げる治療を行います。肛門ポリープや、見張りイボなどを伴う場合は、ふりわけ結紮法による手術を行います。この方法は少し時間がかかりますが、肛門の機能を温存し、引きつれもなくきれいに治すことが出来る優れた治療法です。
関連リンク
大腸肛門病学会 http://www.coloproctology.gr.jp/